老人ホームでの和気あいあいとした雰囲気

親が弱ってきて老人ホームへの入居を考える場合、いきなり自宅を離れて家族と切り離された生活を送るのは、親にとって抵抗感があるかもしれません。

そんな場合、徐々に高齢者施設に体を慣らすため、デイサービスを利用するという選択肢があります。
一般的な老人ホームとデイサービスの違いと利用方法について説明しましょう。

デイサービスとはどんなもの?

デイサービスとは、通常、朝と夕刻に利用者を送迎し、日中だけ開所する通所施設のことです。

一般的なデイサービスは平日のみの営業で、土日祝日は利用できません。
したがって、仕事がない土日祝日は自宅で家族が介護し、平日の昼間だけ介護サービスを利用したいという家庭には向いているでしょう。

利用者はデイサービスの施設に住めませんが、一般的な介護施設と同様に、食事や排泄などの介助を受けられます。

デイサービスは、利用者が楽しい1日を送ることが主な目的のため、頻繁に交流会やイベントを企画し、利用者を満足させる工夫を凝らしています。

老人ホームについて

一方、老人ホームは、高齢者が家庭を離れ起臥寝食する場所なので、毎日の送迎はありません。

老人ホームの介護スタッフは、24時間365日利用者を見守る責務を負っています。老人ホームに入居すれば、毎日食事や移動から入浴や排泄まで全て介助してくれるのです。

老人ホームは、特別養護老人ホームのような公的施設と、有料老人ホームなどの私的施設の2種類があります。

利用料の低い前者は満室の場合が多く、利用希望者が順番待ちの待機をしていますが、後者は空室の余裕があり、高額な利用料を支払えば比較的簡単に入居できます。

老人ホームに入居し、なおかつデイサービスを利用できるケースもある

老人ホームに入居しても、送迎さえ問題無ければデイサービスを併用できることが少なくありません。

老人ホームは住処として利用し、デイサービスを楽しみの場として活用できるのです。

毎日老人ホームで同じ利用者やスタッフと接しているとマンネリ化しやすいので、デイサービスの併用は利用者にとって良い刺激になるでしょう。

デイサービスの併用が可能かどうかは老人ホームに問い合わせることが必要です。大抵の場合、入居する老人ホームから送迎可能な範囲内にデイサービスがあるかどうかによって決まるでしょう。

まとめ デイサービスを併用できる老人ホームを探してみよう

老人ホームに入居すると、どうしても毎日がマンネリ化しやすく、刺激の少ない生活に耐えられない高齢者は他の居場所も必要になるでしょう。

そんな場合には、日中だけ開所するデイサービスが役に立ちます。
老人ホームを住処としつつ、昼間はデイサービスに通えたら良い気分転換になります。

もし余裕があれば、デイサービスを併用できる老人ホームを探しましょう。

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