介護保険制度について

高齢化により介護を必要とする高齢者が増加しています。

その一方で、核家族化による家族内での介護の担い手の不足や、介護による離職が問題となっています。
そのような状況の中、2000年に創設されたのが介護保険制度です。

介護保険制度とは、家族の負担を軽くし、介護離職ゼロを目指し、社会全体で介護を支える仕組みなのです。

介護保険制度とは、介護を必要とする65歳以上の高齢者または40歳から64歳の特定疾病の患者を、社会で支える制度です。
受けられるサービスはさまざまですが、居宅サービスと施設サービス、地域密着型サービスの3つに大別できます。
居宅サービスとは、自宅で受けられるサービスです。

それに対し、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設に入所した人が受けられるのが施設サービスです。
さらに地域密着型サービスは、同じ地域に住む高齢者に提供されるサービスのことをいいます。

介護保険制度の種類

介護保険制度の被保険者には、第1号被保険者と第2号被保険者の2種類あります。

第1号被保険者とは65歳以上であり、介護サービスが利用できるのは要支援認定あるいは要介護認定の判定に該当した人です。その状態になった原因は問いません。

一方、第2号被保険者は40歳から64歳の医療保険加入者です。介護サービスを利用できるのは、要支援や要介護になった原因は老化が原因とされる病気(特定疾病)である場合に限定されます。

介護保険料の自己負担の割合について

介護保険制度は、税金や高齢者の介護保険料そして40歳から64歳までの健康保険加入者の介護保険料により成り立ちます。

利用する際の自己負担の割合ですが、第1号被保険者の場合には所得に応じて1割から3割のいずれかです。
第2号被保険者は1割負担です。

どんな介護サービスが受けられるの?

居宅サービスでは、訪問サービスや通所サービス、短期入所サービスなどが受けられます。

施設サービスの場合には、施設サービス計画に基づいて日常生活の世話や機能訓練や健康管理といった介護サービスが提供されます。
地域密着型サービスなら、訪問や通所、短期入所によるサービスや特定施設や介護保険施設におけるサービス、さらには認知症向けのサービスなどが受けられます。

まとめ 介護保険制度を活用しよう

介護保険制度にはさまざまな決まりがありますし、役所での手続きなども必要です。

そのため、めんどうに思ったり、仕組みがよくわからないなどの理由から、介護サービスを利用していない人もいるかもしれません。
しかし核家族化が進んだ現在では、家族だけで高齢者の介護を続けるのは困難です。

介護の支援が必要で悩んでいるなら、自治体の窓口に相談してみましょう。

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