車いすで旅行を楽しむ高齢者

高齢で要介護者になっても、旅行に行きたいという気持ちが強い人は少なくありません。

しかし、身体が不自由な状態では、他人の介護がないと旅行できないことから、介護を組み込んだユニバーサルツーリズムという高齢者向きの旅行企画が発案されました。
ユニバーサルツーリズムとは、どんな企画なのでしょうか?高齢者の旅行を支援する政策について解説します。

こんな身体では無理!と旅行を諦めてしまう要介護者が多い

加齢により身体機能が低下し、要介護状態になると、外出すら他人のサポートが必要になり、身体を動かすのが億劫になってしまいます。
旅行に行きたいという気持ちがあっても、人の手を借りないと移動できない状態では、二の足を踏んでしまうでしょう。

したがって、要介護認定を受けた高齢者は、旅行を諦めてしまうことが少なくありません。

ユニバーサルツーリズムなら、障がい者も高齢者も楽しめる

国土交通省では、どんな人でも気軽に旅行に行けるように、ユニバーサルツーリズムという企画を推進しています。

国土交通省は、各自治体にユニバーサルツーリズムの採用を促し、自治体は旅行会社や観光協会などにユニバーサルツーリズムの振興を求める策を講じているのです。
ユニバーサルツーリズムを採用した旅行企画は、障がい者や高齢者が気兼ねなく参加し、不自由を感じることなく旅行を楽しめるよう工夫を凝らしています。

自宅で訪問介護を受けている高齢者だけでなく、老人ホームに居住している高齢者も気楽にユニバーサルツーリズムを利用できるでしょう。

ユニバーサルツーリズムではバリアフリーの宿泊施設を利用する

ユニバーサルツーリズムが企画する旅行では、バリアフリーで室内の手すりや車椅子用エレベーターが完備した宿泊施設が選ばれています。

したがって、参加者が旅館やホテルの中で移動に困ることがありません。
要介護者用の設備が整った部屋に泊まれるので、部屋の選択について細かい要望を逐一伝えなくて済みます。

ユニバーサルツーリズムの旅行には、必ずヘルパーが付き添う

ユニバーサルツーリズムの旅行には、介護スキルを身につけたヘルパーが同行するため、家族の付き添いが必要ありません。

家族は安心して高齢者を任せられるのです。
もちろん、家族の参加希望があれば、高齢者に付き添うことも可能です。

休憩をふんだんに採り入れた無理のないプランが可能

ユニバーサルツーリズムの旅行プランは、一般的な旅行計画よりゆとりのある旅程を組んでおり、参加者が疲れないよう配慮されています。

トイレ休憩の機会も多く、身体の疲れやすい高齢者でも、身体に無理な負担がかかることなく、元気に旅程を終えられるでしょう。

まとめ 生活のモチベーションに旅行は大切!ユニバーサルツーリズムを利用して要介護者も積極的に旅行に出かけよう

要介護者になったからといって、旅行を躊躇う必要はありません。
旅行に行けば、心身ともにリフレッシュして、生活のモチベーションが上がるでしょう。

ユニバーサルツーリズムなら、高齢者も安心して旅行に出かけられるのです。
民間の旅行会社は、様々なユニバーサルツーリズムの旅行企画を立案しているので、家族が付き添うゆとりがない家庭でも、高齢者が単独で参加できるユニバーサルツーリズムを検討しましょう。

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