老人ホームでは、病気予防のための取り組みを数多く行っています。
特に、食べ物に関しては、力を入れています。
老人ホームで暮らしているのは、高齢者の人ですから、体調が変化しやすいです。
さらに、食生活をしっかりと管理することは、ボケ防止などにもつながります。
そこで、今回は、高齢者のための健康な食事などについて紹介していきます。
食べやすい食品
高齢者にとって、食べやすい食品は、柔らかいものが多いです。
具体的には、おかゆ・パンがゆなどのおかゆ状のもの、飲むヨーグルト・アイスクリームなどの乳化されたもの、柔らかい肉団子・ハンバーグなどのミンチ状のもの、水ようかん・煮こごりなどのゼリー状のものが高齢者にとって、食べやすい食品です。
食べにくい食品
逆に、高齢者にとって、食べにくい食品は固いものが多いです。
具体的には、きゅうり・レタスなどの固い生野菜、たけのこ・パインアップルなどの繊維が残るもの、がんも・はんぺんなどのスポンジ状のもの、こんにゃく・もちなどののどに詰まりやすいものがあげられます。
食べやすくなる工夫を行う
食べやすい食品ばかりを食べてしまうと栄養バランスが取れなくなってしまいます。
高齢者が健康維持をするためには、栄養バランスは非常に重要なことです。
そこで、食べにくい食品を食べやすくする工夫をしていくことが必要となります。
工夫する内容としては、野菜などを細かく刻んだり、歯茎でつぶせるくらい柔らかくなるまで加熱したりすることです。
栄養バランスの偏りに気を付けたメニュー
これまでは、食品について紹介してきましたが、最終的には、食品の特徴と栄養バランスをふまえて、メニューを組み立てていく必要があります。
例えば、グリンピースとじゃがいものポタージュや一口サイズに切ったハンバーグなどが高齢者にはおすすめです。
旬の食材を取り入れて目で楽しむ
仮に食べることができなくても、旬の食材を目で楽しむことは重要です。
外に出られなくても、旬の食材を見るだけで、季節を感じることができたり、あるいは昔のことを思い出したりすることもあるかもしれません。
さらに、細かく刻むなどの工夫次第では、その旬の食材を食べることができる可能性もあります。
目で見て、舌で感じると、それが楽しみにつながり脳が活性化されます。脳の活性化は、健康維持になるのです。
まとめ 高齢者が健康維持をするうえで、食事は非常に重要
食事が重要なことは当然ですが、中には老いの影響で食べられないものもあります。
また、食べやすい食品ばかりを食べていると、栄養バランスが偏ってしまうため、何かひと工夫することが大切です。
そして、旬の食材に触れていくことも重要となります。
目で見て、舌で味わうことで、楽しむことができ、脳の活性化にもつながります。
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